はなこの部屋&カフェ

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世襲について

親の仕事を受け継ぐとか、親のコネで就職するということについて、若い時にはとても嫌悪感がありました。
とにかく、ずるいと思っていました。
でも、自分が子育てをしつつ、周囲を見たり、色々なものを読んだりしているうちに、考えがだいぶ変わりました。


つまり、たとえば、音楽家などは、なかなか親が音楽となんの関係もなかったりすると、一代で大成するのは難しい、というのが実際のところだったりするようですよね。
クラシック音楽で楽器を人前で専門家として弾くには6万時間練習が必要と、三枝成彰さんがおっしゃっていましたが、それってかなり、はじめの方は親次第ということになりますね。
小説など読むと、江戸時代などは、親の仕事を継ぐのが当然となっているので、何代目で何ができた、だから何代目ではこのことが目標みたいな、何百年のことが視野に入ったうえで自分を位置づけて努力したりしてる。
それって、二十代後半とかでもなかなか自分のやるべきことが定まらず自分探しをしなくてはいけないことも多い自由な世界より、ある意味効率がよいという面はあるのは否めないなあと思いました。
それに、時間的にスケールが大きくてちょっとウキウキしちゃうところもあります。


つまり、若い時に、世襲が嫌いと思っていたことも、それはそれで一理あり、仕事によっては家で継いでいくことでしか(つまり、幼少時から環境を整えたり鍛えたり影響を与えたりしないと)うまくいかないこともあるし、それが良く働く場合もあるということかなと、今は思っています。
継ぐべきものがある人は、他の人にはわからない重圧を背負っていることもあるように思います。


要はバランスかなと。それから、職業によるのでよく見極めてルール作りしないと、変なこことになるような。
個別のことについては、そりゃないだろう、というのはありますが・・