お金にならない価値あること
谷口智彦さんの、「安倍総理のスピーチ」という本を読んでると書きましたが、人生観が変わったと言うような気分になりました。
若いときには、私も、あんまりお金のことを気にしないで、理想に憧れて、勉強したり習い事したり仕事したりしていましたが、世間の荒波にもまれるうちに、いつの間にか、その仕事はお金になるのか、その活動はお金になるのか、その技術はお金になるのか、ということばっかり考えるようになっちゃったような気がします。
そういう基準で人をみてしまうことも普通になってきたというか。
自分や家族を守るためにしょうがないわけなんですが。現実的になるのは。
でも、あたりまえのことですが、すごく難しい仕事で、しかもお金が全然とか、たいしてもうからず、しかし誰かがやらなくてはならなくて、しかもものすごく価値のある仕事、というものが、世の中にはもともといっぱいあるんだよな、ということを思い出しました。
そういうことを認識するためにこそ、大学とか大学院とかの高等教育というものがあるのじゃないかと思うくらいです。
なのに、大学は立身出世の道具くらいに思われてるよな、最近特に、と思ったのでした。
お金がもうからない活動は、趣味でしょ、と断じる人もいますし、それってボランティアでしょ、ボランティアしてる場合なの?経済的に、みたいなことをおっしゃる方もいますよね。
でも、本当にボランティアできるほどのお金持ちになったら、なんだかんだで忙しくて、ボランティアどころじゃない人も多いんではないですかね。
だから、結局は、自分の能力、自分の経済力の許す限りで、お金はもうからないけど価値あること、というものに取り組んでいき、密かに静かに誇りとして生きる、ってことが大事だよなと思ったのでした。
人には気づかれにくい分野のこともあるかもしれないけど。
映画の、すずめの戸締まり、にも、そういうテーマがあったように思いました。
あと、あとがきに、宮本浩次さんの名前が出てきて、キャアと思っちゃいました( ´艸`)