はなこの部屋&カフェ

日常の思いついたことを綴ります。デート時や動画作成のネタ、朝礼のスピーチ等にいかが?詩集を3冊、湖上三穂の名前でAmazon KIndleで絶賛発売中。どうぞよろしく♡ 今日も明日も愉快な1日に!

脳がアニメでできている

時々、娘と話していて、考え方の根本的なところがかけ離れてるなあ、意外と、と思ってしまうことがあります。
それで、自分の考え方とか発想が、どうやって形作られたんだろう、と思って、子どもの時から大人まで読んだ本なんかも思い出して、ちゃんとした本を読まないからそんな薄っぺらい考えになるのよ、とか、そんなの常識なのなのに何でわからないの?と思ったり言ったりしては、しょうもない親子喧嘩や小競り合いになることがありました。


でも・・そんなもんではないかも、とふと気づきました。
私が子どもの頃、私はいつもテレビアニメを夕飯時には家族で見ていたのです。
父が仕事から帰ってくるのが遅い家だったので、夕方から夜の時間は母と子どもたちでどっぷり、アニメを見ていた覚えがあります。
それ数えたら、ものすごい時間になるんじゃないのかな、と思ったのでした。
一番基本の土台のようなものは親から教わったのだろうけど、価値観や常識を膨大なアニメ視聴によって身に着けた、と言ってもいいすぎではないのではないか?と思いました。


ウィキペディアで当時のアニメ一覧を見てみました。


日本のテレビアニメ作品一覧 (1970年代) - Wikipedia


ざっと数えて53のアニメを見ていた覚えがあります。またまたおおざっぱに1つあたり40話まで見たとして、2000時間、30話まで見たとして1500時間。50話までとして2500時間!


なにせ子ども時代のものすごく柔らかい頭の時に視聴したものなので、その影響たるやものすごいものがあります。


間違いなく、私の日本語と、私の価値観は、アニメ視聴でできあがっていると確信したのでした。


一方、娘とは食事食べながらアニメを見るという習慣が全然なかったのですよね。


良くも悪くもこれが、親子を隔てる隔たりの原因だと突き止めました。
なるほどそうか。
生まれながらの性質の違いもあるだろうけど、それだけじゃなかったんですねえ。


もちろん、アニメ視聴がベースになっての、ドラマ視聴とか読書ということにつながっていくわけですね。


一方、夫は、子どもの時、ほぼテレビ見せないという家だったらしく、このアニメ体験がものすごく少ない子どもだったみたいなんですよね。ドラマも。
だから、娘の生育環境としては、夫の方に似ていたのですね。
世の中の平均的な人達というかほとんどの人たちと、特に同世代と、価値観を共有できている気がするけど、なんか家の中では少数派になっちゃうのはそういうことだったのですね。


うすうすわかってなかったわけではないけれど、しっかり意識して数字的に納得すると、衝撃の事実・・と感じました。


娘が子どもの時から、あれこれ親として説教してたことの元が、アニメからできていたのかと思うと、なんだか恥ずかしいというか笑っちゃう感じもします。
ある時はスポーツものの根性論を持ち出し、ある時は外国が舞台のアニメに出てくるクリスチャンっぽい道徳を持ち出し、ある時は一休さんから仏教の話を・・人間関係のアドバイスもみんな・・(^^;