子育ての終了
娘に、目上の人に対する礼儀がなってないとか、物片づけろとか、自分のできないことまで受けないで断れとか、まー、ガミガミ言い続けてる私ですが、うるさそうにする娘に、もう就職したら、こういうことも言えないんだからね!今が最後よ!
よ言ったところ、「どーせ、就職しても言うでしょうよ!」
と憎まれ口たたいたので、話してやりました。
私の父は、ものすごく厳しくて、父が帰ってくる足音が聞こえると、みんな子どもたちの背筋がぴんとなるような感じでした。
大きくなっても、細かいことから大きいことまであーだこーだ言われました。赤いコート買えば返してこいと言われ、自分が気にいらないバイトだとひっぱたかれ、帰りがおそければもう殺されるかという権幕、就職決めてきても文句いわれ・・。またそういうのがいちいち大げさで。こんなの一生続くのかと思ってうんざりしていたのでした。
そしたら、就職したとたんに、ピタッと、何も、本当に何も、言わなくなり、急に、大人通し対等、みたいな態度になったので、びっくりしたのでした。
え?徐々にじゃなくて、急に?
まじか。
父が親の権限を期限を決めて子育てとしてやっていたんだということに気づいて、当たり前のことかもしれませんが、ものすごく驚いてちょっと感動したのを覚えています。
そして、もう守ってもらえないんだなと思ったのを覚えています。
その話をしたら、なんか、娘はしゅんとしてしまって、ああそう、と暗く言っていました。
誰にもしかってもらえなくなる日が近いことを知ったのですね。
なんだか、あんまりしょんぼりしちゃったのでかわいそうになって言いました。
でもまあ、有名人なんかで、いくつになっても母親にしかられるって嬉しそうに話してる人もよくいるけどね。うちはそうだったってことよ。私もピタっとやめようと思ってるけど、どーかねー?