本屋さんの変化
都内の有名大型書店の話ではなく、街のそこそこサイズの本屋の話なのですが・・。
最近忙しかったり、また本はネットで買っちゃったりして、本屋に行けてなかったのですが、久しぶりに先日行きました。
歳とってくるとそういうことあるのかなと思うのですが、何か間が空いて久しぶりということになると、そのブランクの前と比較するのではなく、すごく昔の若いころと比較してしまうという、なんか記憶の混乱があります( ´艸`)
それで、数か月ぶり、半年ぶりくらいの久しぶりさで本屋に行ったのですが、頭の中で、よく本屋に行っていたころ、30年くらい前と無意識に比較している自分がいました。
おかしいですね。
なんか、昔の本屋に比べて、文学ゾーンが狭くなったなあ、詩集のコーナーなんて消滅したなあと思いました。そして、多いのはビジネス系の本や副業の本。
世の中、稼ぐことに必死で余裕がなくなったのかなあと感じました。
というか、本は勉強や教養のためのもので、目先のお金を稼ぐのに本を読むという発想があんまり昔はなかったなあと思ったのでした。
色々、ITの発達とか、背景にあるのでしょうね。
日本が貧しくなったということか。
学生の頃、授業で学問は2つに分かれるという話を聞いたことがあります。
形而上の学問は、文学・宗教・哲学など。
形而下の学問は、いわゆる実学。法律やビジネスや、化学や物理等々。
と。
ウィキペディアを見てみたら、必ずしもそういう感じの説明ではなかったですが、
”フランシス・ベーコンは、学問を形而下学 (physics) と形而上学の二つに分け、・・・”
とあるので、このところでしょうかね。
難しくてよくわからない話が多いですが。
とにかく、先生によれば、欧米では形而上を扱っている職業の人たちは、誇りを持って自信満々だが、日本では、世の中が形而上の分野を軽視していて、形而下の学問に対してひけめを感じるという、おかしなことになっている、バランスが悪いというような話。
日本にだって昔から宗教もあって、文学なんてどこより早くからあったのに、なんでなのかよくわかりませんが、すくなくとも現状、確かにそんな感じがします。
そして、本屋を見る限り、その傾向はブンブン加速している感じがしました(>_<)