最近、貧困ということについて考えることがよくあります。
女性の貧困とか、シングルマザーの貧困とか、老人の貧困とか。

昔の日本、江戸時代なんか、あるいは戦前など考えると、今よりも全然国全体が貧しかったと思うのですが、特に、女性だけとか老人だけとかが貧困ということはなかったんじゃないかなあと思ったのでした。

つまり、離婚が容易になったことと、核家族化が、こういう問題を引き起こしているんだろうなと。
人々が決まった土地に何代も生きるというスタイルではなくなったことも、理由かもしれません。

じゃあ、昔の方がよかったのかといえば、夫にひどいめにあわされ続ける奥さんとか、おしゅうとめさんにいびられまくってるけど逃げ場がないお嫁さんとかは、ものすごい数でいただろうなと思うので、どんなもんかと思ってしまいます。

でも、たとえば夫が浮気をしたせいで人生狂ったのに、女性や子どもが貧困になるとか、さんざん働き続けて努力した挙句に高齢になって貧困になるとか、なんかおかしいよなと思います。間違ってる。

現実的にできることを考えると、家族間の人間関係を大切にすることや、あまり我を通しすぎず、良い加減にしておくことが大事かなと。老いては子に従う的な。
そして女性も高齢者も働く。頭を切り替えて働く。
貯金をちゃんとしておく、とか。
子どもをきちんとした人間に育てておくことも大事。
それくらいしか、考えつきませんね。
公的なヘルプももちろん期待しますけど。

よーく周囲を見渡すと、上手によい加減でうまくやっている人達も見受けられるので、見習おうと思います。