源氏物語
人から現代語訳の本をもらったりしましたが、1ページも開ける気がしなかったというのも、今考えると不思議な気がします。当時のことは詳しく思い出せませんが。
でも、先日書いた藤原正彦先生のお話の動画に、そんな大昔に、男女の微妙な気持ちの機微のようなことが書かれた小説など、日本にしかなかったというようなお話があり、源氏物語を無視してきた人生をちょっと恥じました。
それで、ごめんなさいとばかり、この動画だけちょっと見てみようと思いました。
40分たらずの、あらすじ解説です。
へー--。こういう話でしたか。今更ですが。
源氏というプレイボーイの話だということは聞いていましたが、今の感覚からすると、相当ひどいですね。
10人以上の女性を好きになっては振り回しておいて中には死んじゃう人もいて、自分が少し歳いったら、ほかの男にひどいことされて初めて自分のやったことを顧みる、という・・
なんとも・・。あらまあ、やられてみないとわからないのね、残念。
時代が違うから前提が違うので、そんなこと言ってもしょうがないですが。
よばいってものがもう、恐ろしくて受け入れられないので、なんじゃそれと思っちゃいますが、そういうものがあってもまずまず成り立ってた世界って、けっこう上品で平和ということでしょうか。
昔のことは昔の社会のしくみをよくよく理解した上でしか判断できないものですね。
私は、古文も苦手だったのですが日本史も苦手だったのです(>_<)
でもまあ、幼少期に母親がなくなって、その面影を求めて生きるという、かわいそうな男、と考えると、心理学的な考察がすでにもりこまれている感じもして、たしかにその時代にこんな小説がかかれたなんてすごいかもしれないですね。
物語で書いてくれないと、本当のところどんな生活だったのかは後世ではわからないところもあるので、貴重ですね。
たしかに、貴族の娯楽としてみんなが大喜びで読みまくって、あーでもないこーでもない、と話して楽しんだとすれば、なんだか今の映画やテレビドラマみたいだなと思いました。
おもしろくないと誰も読んでくれないですもんね。
最近は海外のエリートも、源氏物語くらいは読むみたいですね、という話には、ちょっと衝撃です。
次は漫画でいってみましょうかと思います。
こちらは、ジュリー💛
【源氏物語】光源氏:沢田研二 - YouTube